- 合 成 洗 剤 (合成界面活性剤) の 普 及 と そ の 有 害 性 -

★ 警 告 ★

 皮膚の表面は皮脂膜という天然のクリームで覆われていて、外部から皮膚を保護しています。合成界面活性剤はこの皮脂膜を破ってしまい、他の化学物質をも侵入しやすくします。手荒れや湿疹はこのような合成界面活性剤の作用の表れです。
 洗濯や食器洗いによって合成洗剤が手から侵入します。洗濯した衣類からは合成洗剤や柔軟仕上げ剤が汗などに溶け出し皮膚から侵入します。シャンプーやリンス,ハミガキ剤のほとんどにも合成界面活性剤が入っているので、頭皮,毛髪,舌が侵されるとともに体内に入ります。合成洗剤で洗った食器や野菜からも残留したものが口から入ります。化粧品や食品にも乳化剤として合成界面活性剤が使用されています。
 口から入った場合は、排泄されやすいのですが(科学技術庁の実験では1週間で99%排泄)、皮膚から侵入した場合は、10日で10%しか排泄されません。それだけ体内に長期間残り、血液によって体中にめぐらされます。合成界面活性剤は、細胞を破壊する作用があり、最後にたどり着いた肝臓の細胞が特に悪影響を受けます。ネズミを使った実験では、発ガン物質と一緒に合成洗剤を与えると、発ガンの割合がぐんと上がる結果も出ています。
 毎日、毎日、合成洗剤で洗濯,食器洗い,野菜洗いをし、合成シャンプーで髪を洗い、合成界面活性剤入りハミガキ剤で歯を磨き、合成界面活性剤入り化粧品で肌の手入れをしていれば、そのことが人体にはかり知れない悪影響を及ぼすことになるのです。

 1.「合成界面活性剤」を含む商品群
   
      洗濯用合成洗剤/浴用、トイレ用洗浄剤/
      台所合成洗剤/ガラス用、ガスレンジ用、台所用クリ−ナ−/
      毛染め用の染毛剤/避妊薬(マイル−ラ)/
      合成リンス剤/歯磨き剤/ 
      化粧品/シャンプー(子供用、ボディ用含む)/
      (洗顔フォ−ム、化粧水、口紅、ファンデ−ション、シェ−ビングクリ−ム等) 

  2.普及したその背景 
    私達の生活と切り離せないものになり、何の不審も抱かずに何気なく使っているあの
    合成洗剤が、実はじわじわと私達の身体をむしばんでいる恐ろしい化学物質だと
    したなら、あなたはいったい何を感じるでしょうか。
    合成洗剤の最大の恐ろしさは、主成分である「合成界面活性剤」の働きにあります。
    この悪魔の物質ともいうべき「合成界面活性剤」が、いったいどんな物質でどんな働き 
    をするのか、私達はその実態をあまり知らずに、合成洗剤を使いつづけているのです。
    「合成界面活性剤」の恐ろしさ、有害性に関しては、心ある科学者、専門家消費者
    団体によってこれまで何度も指摘され証明されてきました。
    しかし、漠然とした有害性を認識していても、どれほど怖いことが身体の中で起きて
    いるかを知っている人はまだ少ない様です。
   
   「合成洗剤」はあなたの細胞を確実に破壊する!
    皮膚障害、内臓細胞の破壊、卵子・精子への悪影響胎児への悪影響(奇形児)
    などが考えられます。

  ★有害な商品がこれだけ世の中に出回ってしまった背景には次の3つがあげられます。
  *合成洗剤に対する知識不足   もし合成洗剤を使ううちにみるみる皮膚がただれてしまったとしたら、これはもう大変   な騒ぎになるのは目に見えています。しかし、細胞レベルでの変化のことなど誰にも   見えるはずがありません。そうして自覚症状がないまま細胞が破壊されていくことが、   合成洗剤に対する大きな落とし穴になっています。
  *消費者の社会信頼   そんな恐ろしいものが大手を振って売られているはずがない。   安全だから売られているのであり、生命に関わるような危険なものなら、とっくに   世の中がパニックになっているはずだ。皮膚障害(ex.アレルギ−)のように外部的な   赤信号が点滅しても、ほとんどが体質の問題として片付けられている。   新製品が続々と現れ、日常の生活と隣り合わせに、まさかこんな恐ろしいことが   潜んでいようとは思わないままに過ごしている。
  *合成洗剤メ−カ−の姿勢   「合成界面活性剤」は安価で大量生産しやすい。   ひっきりなしに流されるテレビのCMで合成洗剤の「便利さ」と「安全性」だけが   強調されておりその裏に潜む恐ろしい事実はいっこうに知らされていない。   本当は合成洗剤メ−カ−が最もそ有害性を認識しているはずなのに、一般の   消費者に対して沈黙し続けている。   3.有 害 性   私達は、有害性を持つ合成洗剤を好むと好まざるとに関わらず、下水に河川に   合成洗剤をタレ流して生活してきました。合成洗剤がわが国に登場したのが昭和   30年代でしたから、私達はすでに30数年、河川や海を合成洗剤で汚し続けて   きたことになるのです。   今、私達の環境は果たしてどれくらい汚染されているのでしょうか。   あるデ−タによりますと、現在の日本近海は既に平均的に合成界面活性剤に   汚染され、魚が住みにくくなっているのはもちろん、生体的異常をもつ魚が   急増しているといわれています。   分解されず、どこでもかしこでも暴れ回る合成界面活性剤の恐ろしい性質を考えれば、    水中生物たちがどんな被害を受けているか想像にかたくありません。   私達が安易に合成洗剤を使ってきたことで、「合成界面活性剤」が、動植物の細胞を   冒し、痛めつけることによって、いわゆる「食物連鎖」を寸断し「生態系」を破壊して   いるのです。そして魚や貝に濃縮されて蓄積された「合成界面活性剤」はいつか、   めぐりめぐって人間のもとに帰って来るのです。   4.最 後 に   今、地球は悲鳴をあげています。   どこかでこの合成洗剤の流れを断ち切らねばなりません。   私達消費者が商品を見極める力をつけ、危険と思われる商品を自ら二度と使わない   ようにすること、そして合成洗剤(「合成界面活性剤」)の有害性を広く伝えていくこと   が自らの身体を守り、大切な地域環境を守ることにつながるのではないでしょうか。


表示指定成分について知っておきたいこと!!

表示指定成分とは、 お客さまが医師からの情報をもとに、ごくまれにアレルギー等の皮ふトラブルを起こすおそれのある製品の使用を自ら避けることができるよう、昭和55年に厚生省告示第167号で指定され、表示を義務づけられた成分です。

【 注意 】 現在は全成分が表示されているので、「 表示指定成分 」 というものはありません。

  全成分表示になったのは良いことなのですが、その反面、全成分が一様に羅列されることで、
  体に影響を及ぼす可能性が高い成分がどれであるのかということが消費者にわかりづらくなって
  しまったという欠点もあります。
  そこで、化粧品を選ぶ際にもともと表示指定成分として表示が義務付けられていた成分はどれか
  ということを知ることができるので、参考にしていただければと思います。

肌荒れ、かゆみ、乾燥といった肌のトラブルが気になる方は、
お使いの石鹸、化粧品、シャンプー、リンスなどの
成分を、今すぐ、チェックして下さい!!


名称 効能 起こす可能性のあるトラブル
安息香酸(同塩) 殺菌・防腐剤 皮膚、粘膜、眼、鼻、咽喉に刺激がある。飲み下すと胃障害を起こす。多量で過敏状態、尿失禁、痙攣、運動不調など強い急性毒性。
イクタモール 収斂剤 皮膚、粘膜を刺激する。飲み下すと胃障害、下痢を起こす。
イソプロピルメチルフェノール 殺菌・防腐剤 皮膚から吸収される。皮膚発疹、吹き出物などを生ずる。飲み下すと、消化不良、神経失調、失神、めまい、精神異常、黄疸、尿毒症を起こす。
ウンデシレン酸(同塩) 殺菌・防腐剤 皮膚毒性は弱い。飲み下すとめまい、頭痛、腹痛を起こす。
ウンデシレン酸モノエタノールアミド 殺菌・防腐剤 皮膚毒性は弱い。飲み下すとめまい、頭痛、腹痛を起こす。
エデト酸(同塩) 金属イオン封鎖剤(キレート剤、合成保存料) 皮膚、粘膜に刺激。ぜんそく、皮膚発疹などのアレルギーを起こす。摂取されるとカルシウム欠乏症となり、血圧降下、腎臓障害を起こす。染色体異常、変異原生(=バクテリアに投与し、突然変異)の報告がある。
塩化アルキルトリメチルアンモニウム カチオン界面活性剤(毛髪処理剤) 副交感神経系に対し、アセチルコリンに類似の刺激作用、神経系に影響あり。平滑筋の緊張を促し、内臓諸器官を収縮強直させ、食道、胃腸の痙攣、悪心、嘔吐、発疹を催す。
塩化ジステアリルジメチルベンジルアンモニウム カチオン界面活性剤(毛髪処理剤) 毒性は少なく、高濃度では皮膚をおかすが、通常の使用濃度(粘膜の消毒0.05%〜0.01%、眼科点眼用0.02%)では皮膚、粘膜に対し無刺激。
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム カチオン界面活性剤(毛髪処理剤)
塩化ステアリルトリメチルベンジルアンモニウム カチオン界面活性剤(毛髪処理剤)
塩化セチルトリメチルアンモニウム カチオン界面活性剤(防腐殺菌剤) 皮膚、粘膜、眼を刺激し、粘膜に壊死を生じる。飲み下すと致死性となる。
塩化セチルピリジウム カチオン界面活性剤(防腐殺菌剤)
塩化ベンザルコニウム 殺菌・防腐剤 眼に入るとアレルギー性結膜炎の報告がある。
塩化ベンゼトニウム 殺菌・防腐剤 皮膚毒性は弱い。飲み下すとむかつき、吐き気、嘔吐、痙攣、虚脱、昏睡。
塩化ラウリルトリメチルアンモニウム カチオン界面活性剤(防腐殺菌剤) 副交感神経系に対し、アセチルコリンに類似の刺激作用、神経系に影響あり。平滑筋の緊張を促し、内臓諸器官を収縮強直させ、食道、胃腸の痙攣、悪心、嘔吐、発疹を催す。
塩化リゾチーム 酵素類 発疹、発赤、食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢、口内炎。
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン 殺菌・防腐剤 発育停滞、クレアチン尿症、白血球減少。
塩酸クロルヘキシジン 殺菌・防腐剤 強いアルカリ反応を示す。皮膚毒性は弱い。
塩酸ジフェンヒドラミン 抗ヒスタミン剤・消炎剤 皮膚に過敏反応。飲み下すと眠気、めまい、口渇、むかつき、吐き気、嘔吐、神経過敏、溶血性貧血、ぜんそく性発作。多量では痙攣、ひきつけ、昏睡、呼吸および末梢血管の衰弱、虚脱、死。
オキシベンゾン 紫外線吸収剤 皮膚から吸収され急性致死毒性がある。少量でも飲み下すとむかつき、吐き気。多量では循環系の衰弱、虚脱、呼吸亢進、麻痺、痙攣、ひきつけ、口と胃腸の壊死、黄疸、呼吸困難と心臓停止による死。
オルトフェニルフェノール 殺菌・防腐剤 皮膚、粘膜を腐蝕する。変異原性、発ガン性がある。飲み下すと、肝臓障害、ヘモグロビン量の低下、腎臓、尿細管の異常、体重抑制、寿命の短縮。
カテコール 酸化防止剤 毛皮の染色などにも用いられる。皮膚に腐食性がある。飲み下すと痙攣、ひきつけを起こす。
カンタリスチンキ 毛根刺激剤 皮膚、粘膜を刺激し、充血、熱感がある。性的興奮効果があると言われてきた。飲み下すと激しい胃腸障害、腎臓障害を起こし、致死性となる。
グアイアズレン(7-イソプロピル-1*4-ジメチルアズレン) 抗ヒスタミン剤・消炎剤 弱い。
グアイアズレンスルホン酸ナトリウム 抗ヒスタミン剤・消炎剤
グルコン酸クロルヘキシジン 殺菌・防腐剤 まれに発疹、不快感、めまいなどの過敏症状。
クレゾール 殺菌・防腐剤 皮膚から吸収される。皮膚発疹、吹き出物などを生ずる。飲み下すと、消化不良、神経失調、失神、めまい、精神異常、黄疸、尿毒症を起こす。
クロラミンT 殺菌・防腐剤 皮膚、粘膜を刺激し、アレルギー反応を示す。
クロルキシレノール 殺菌・防腐剤剤 皮膚、粘膜を強く刺激し、はれ、にきび、吹き出物、じんましん、などの皮膚発疹を生じる。皮膚、粘膜を腐蝕し、皮膚の毛血管を痙攣させ、壊疽(えそ)などの強い障害を生ずる。皮膚から吸収され、中毒死することがある。発ガン性がある。
クロルフェネシン 殺菌・防腐剤 刺激性が強い。
クロロブタノール 殺菌・防腐剤 皮膚炎が報告されている。飲み下すとむかつき、嘔吐、胃炎、多量では精神錯乱、昏睡、呼吸および心臓機能低下。
酢酸-dl-α-トコフェロール ビタミン類(酸化防止剤) 弱い。
酢酸ポリオキシエチレンラノリンアルコール 油分(乳化剤) 弱い。
酢酸ラノリン 油分(エモリエント剤) 接触性皮膚発疹、アレルギー性皮膚炎。
酢酸ラノリンアルコール 油分(エモリエント剤)
サリチル酸(同塩) 殺菌・防腐剤 皮膚から吸収される。皮膚、粘膜を刺激、腐蝕し発疹を起こす。角膜を剥離する。飲み下すと、嘔吐、下痢、腹痛、呼吸亢進、酸性症、精神不安、食欲減退、精神症、興奮、死。
サリチル酸フェニル 紫外線吸収剤
ジイソプロパノールアミン アルカリ剤 皮膚、粘膜を刺激する。
ジエタノールアミン アルカリ剤 眼、皮膚、粘膜を刺激、皮膚より吸収の可能性あり。
シノキサート 紫外線吸収剤 アレルギー性皮膚発疹を起こす。
ジブチルヒドロキシトルエン 酸化防止剤 皮膚炎、過敏症を生じる。飲み下すと血清コレステロール上昇。異常行動を起こす。発ガン性の疑い。変異原性がある。体重低下、脱毛が報告されている。
臭化アルキルイソキノリニウム 殺菌・防腐剤 弱い。
臭化セチルトリメチルアンモニウム カチオン界面活性剤(防腐殺菌剤) 皮膚毒性は弱い。飲み下すとむかつき、嘔吐、痙攣、ひきつけ、昏睡。
臭化ドミフェン 殺菌・防腐剤 弱い。
ショウキョウチンキ 毛根刺激剤 弱い。
ステアリルアルコール 油分(エモリエント剤) 弱い。
セタノール 油分(エモリエント剤) 弱い。
セチル硫酸ナトリウム アニオン界面活性剤 皮膚、粘膜を刺激する。
セトステアリルアルコール 油分(エモリエント剤) 弱い。
セラック ロウ・高分子化合物・ゴム質(被膜剤) 弱い。
ソルビン酸(同塩) 殺菌・防腐剤 敏感な皮膚、粘膜を刺激する。環境中の亜硝酸と反応して発ガン性となる。
チモール 殺菌・防腐剤 人により皮膚アレルギー反応がある。飲み下すと嘔吐、下痢、めまい、心臓機能低下、頭痛、耳鳴り、アルブミン尿、循環器障害。
直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム アニオン界面活性剤 脂肪を取り除くので皮膚が乾燥し荒れる。主婦湿疹の原因物質とされている。催奇形成が疑われている。
チラム 殺菌・防腐剤 皮膚、粘膜、胃、喉を刺激する。アレルギー性接触湿疹が報告されている。飲み下すと毒性がある。
デヒドロ酢酸(同塩) 殺菌・防腐剤 皮膚毒性は弱い。飲み下すと嘔吐、痙攣、ひきつけ、肝臓機能障害がある。
天然ゴムラテックス ロウ・高分子化合物・ゴム質(被膜剤) 皮膚、粘膜を激し、発疹、腫れ、小胞、水ぶくれ、こぶ、はれものを生じる。眼障害、角膜腫瘍が報告されている。米国医学協会は、フェイスパックやフェイスマスクは小じわには無効としている。
トウガラシチンキ(カプサイチン) 毛根刺激剤 皮膚刺激、内服では嘔吐、下痢、腹痛。
dl-α-トコフェロール ビタミン類(酸化防止剤) 弱い。
トラガント ロウ・高分子化合物・ゴム質(被膜剤、増粘剤) アレルギー反応を起こす。皮膚炎、飲み下すと腹痛、ぜんそくを起こす。
トリイソプロパノールアミン アルカリ剤 脂肪を除去するので皮膚を乾燥させ、ひび割れを生じる。
トリエタノールアミン アルカリ剤 皮膚から吸収され、皮膚、粘膜、眼を刺激する。発ガン性の報告がある。(亜硝酸と反応して発ガン性ニトロソ化合物を作るからとされる)
トリクロサン 殺菌・防腐剤 弱い。
トリクロロカルバニリド 殺菌・防腐剤 弱い。
ニコチン酸ベンジル ビタミン類(毛根刺激剤) アレルギー性反応による発疹、掻痒感、食欲不振、胸やけ、肝障害、心悸亢進、顔面紅潮。
ノニル酸バニリルアミド 毛根刺激剤 成長遅滞、心筋、肝、腎、肺、脾、胃に障害。
パラアミノ安息香酸エステル 紫外線吸収剤 過剰投与では、嘔吐、薬物発疹、中毒性肝炎。
パラオキシ安息香酸エステル
( パラベン )
殺菌・防腐剤 人により接触皮膚炎を起こす。アレルギー性湿疹。飲み下すとむかつき、嘔吐、酸性症、掻痒症、薬物発疹、発熱、メトヘモグロビン血症、肝炎。
パラクロロフェノール アルカリ剤 皮膚、粘膜を強く刺激し、はれ、にきび、吹き出物、じんましん、などの皮膚発疹を生じる。皮膚、粘膜を腐蝕し、皮膚の毛血管を痙攣させ、壊疽(えそ)などの強い障害を生ずる。皮膚から吸収され、中毒死することがある。発ガン性がある。
パラフェノールスルフォン酸亜鉛 収斂剤 弱い。
ハロカルパン 殺菌・防腐剤 弱い。
2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)-ベンゾトリアゾール 紫外線吸収剤 弱い。
ピロガロール 酸化防止剤(染毛剤) 皮膚、粘膜への刺激は極めて強く発疹、色素沈着を生じる。皮膚からの吸収のため中毒死することがあるので広い範囲に用いることは危険である。飲み下すと、肝臓、腎臓に激しい障害を起こし、昏睡、虚脱、死を招く。
フェノール 殺菌・防腐剤 皮膚、粘膜を強く刺激し、はれ、にきび、吹き出物、じんましん、などの皮膚発疹を生じる。皮膚、粘膜を腐蝕し、皮膚の毛血管を痙攣させ、壊疽(えそ)などの強い障害を生ずる。皮膚から吸収され、中毒死することがある。発ガン性がある。
ブチルヒドロキシアニソール 酸化防止剤 皮膚毒性は弱い。飲み下すと、歩行失調、呼吸亢進、消化器出血、潰瘍形成、肝臓うっ血。発ガン性の疑い。
プロピレングリコール 多価アルコール類・保湿剤 皮膚毒性。飲み下すと心臓・腎臓・肺臓障害、溶血性がある。染色体異常、赤血球の減少。
ヘキサクロロフェン 殺菌・防腐剤 人により皮膚過敏症を起こす。皮膚に吸収されて色素沈着が報告されている。少量でラットに脳細胞障害が顕微鏡で観察された。小児への毒性が警告され、米国(FDA)では禁止する方針がある。
ベンジルアルコール 油分(油剤) 皮膚、粘膜への刺激、腐食性がある。飲み下すと腹痛を起こす。
没食子酸プロピル 酸化防止剤 体重減少、成長遅滞、前胃に増殖、胃に損傷。染色体異常の報告がある。
ポリエチレングリコール 多価アルコール類・保湿剤 皮膚毒性は弱い。飲み下すと、肝臓、腎臓障害を起こす。不純物に毒性があることがある。発ガン性が報告されている。発ガン促進作用(プロモーター)もある。
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩類 アニオン界面活性剤 界面活性、湿潤、乳化作用。界面活性剤の中でももっとも殺精子力が高いといわれている。
ポリオキシエチレンラノリン 油分(乳化剤) 弱い。
ポリオキシエチレンラノリンアルコール 油分(乳化剤) 弱い。
エストラジオール、エストロン、エチニルエストラジオール、酢酸コルチゾン、ジエチルスチルベストロール、ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン、プレドニゾン、ヒキセストロール ホルモン類 米国医学協会はホルモンクリームの老化防止効果を否定している。一般にホルモンは薬理作用の激しい医薬品であり重大な副作用や発ガン性がある。化粧品に使用されるべきではない。高価格となる。
ミリスチン酸イソプロピル 油分(油剤) 弱い。
ラウリル硫酸塩類 アニオン界面活性剤 脂肪を除くので皮膚が乾燥して荒れる。毛髪の発育障害、視力低下、白内障。
ラウロイルサルコシンナトリウム 殺菌・防腐剤(洗浄剤) 弱い。
ラノリン 油分(エモリエント剤) 接触性皮膚発疹、アレルギー性皮膚炎。
液状ラノリン 油分(エモリエント剤)
還元ラノリン 油分(エモリエント剤)
硬質ラノリン 油分(エモリエント剤)
ラノリンアルコール 油分(エモリエント剤)
水素添加ラノリンアルコール 油分(エモリエント剤)
ラノリン脂肪酸イソプロピル 油分(油剤)
ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール 油分(乳化剤)
レゾルシン 殺菌・防腐剤 皮膚、粘膜を刺激する。人によりアレルギー反応を起こす。皮膚から吸収されて、メトヘモグロビンを生じ、チアノーゼ、昏睡、致死的な腎臓障害を起こす。レゾルチンを配合した膏薬を用いた幼児が甲状腺機能障害を起こした例がある。過敏症やアレルギー症の人には危険な中毒を起こし致死する。
ロジン ロウ・高分子化合物・ゴム質(増粘剤) 皮膚、粘膜を刺激する。接触皮膚炎を起こす。
タール色素 アルカリ剤 タール色素の多くのものには発ガン性が報告されている。特にアゾ色素は皮膚吸収されアレルギー反応を起こし、黒皮症の原因とされるものもある。中には、変異原性、発ガン性を示すものがある。また、キサンチン色素は光の存在で、皮膚への刺激、発赤などの強い毒性がある。変異原性があり、発ガン性が疑われている。


★ 参 考 ★

アニオン界面活性剤 洗浄剤(陰イオン系界面活性剤)。
アルカリ剤 中和剤。
カチオン界面活性剤 洗浄剤(陽イオン系界面活性剤)。
金属イオン封鎖剤 硬水中に溶けているミネラル分による製品の変質を防止する。
抗ヒスタミン剤・消炎剤 肌の炎症を防ぎ保護する。
殺菌・防腐剤 微生物(細菌、カビ)の増殖を抑制し、製品の変質や腐敗を防ぐ。
酸化防止剤 酸素の作用による変色や分離などを防ぎ、品質を保つ。
紫外線吸収剤 光線による製品の退色や変臭を防ぎ品質の劣化を防ぐ。また紫外線による日やけを防ぐ。
収斂剤 皮膚をひきしめ、肌を整える。
多価アルコール類・保湿剤 肌への保湿性を高め肌の柔軟性を保つ。
毛根刺激剤 頭皮、毛根を刺激し、健やかな毛髪を保つ。

参照 : 西岡 一 『 あなたの化粧品毒性ハンドブック 』 ( クレス社 )

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